INTRODUCTION

織り



主なタペストリーのステッチ

Halluin Stitch (アルワン織り)

多くのクラシックデザインで使用されるアルワン織りは、ウールとコットンをジャカード機で織り上げ、繊細なデザインも美しく表現した、伝統的な織り技法です。

Loiselles Stitch (ロワゼール織り)

このステッチの特徴は、デザイン全体の処理方法と細部のデザインのコントラストです。異なった色を使いコントラストを表現するのではなく、織り技法により、浮き彫りのような表現で、コントラストを表しています。ジャカード機で織られ、あえてこの浮き彫りのように見せる織りが、ロワゼール織りの特徴です。

"Gobelins" type Stitch (ゴブラン織り)

19世紀半ば、ジュール・パンス社の職人によって生み出されたゴブラン織りは、ジュール・パンス社で最も古い織り技法です。この織り技法は、当時、パリのロイヤルゴブラン製造所の影響を受け、生み出されました。ゴブラン織りは、コットンをジャカード機で織ったものになります。

Meurins Stitch (メーリン織り)

ジュール・パンス社の最も新しいステッチ技法です。織りの最先端の技法を用い、織られています。


ステッチごとに作り上げられる

全てのタペストリーは、ジュール・パンス社のデザインスタジオで始まります。タペストリーアーティストにより、その形から色合いまで、全てがデザインされます。そして、そのデザインがタペストリーとして織り上げられるよう、原画からタペストリーデザインへと技術移転が行われます。この工程では、縦糸と横糸との交絡によって構成された各織りの縫い目を分割して、同時に色と織りの両方を構成します。こうして、各タペストリーには何千ものステッチが織り込まれていきます。




数ヶ月にも及ぶ非常に精密なチェックが繰り返され、試し織りを何度も繰り返し、パーフェクトなタペストリーを織る準備が整った後、ようやくタペストリーの原型が織られていきます。

最初のタペストリーが実際に織られる前には、いくつかの作業が必要となります。まず、経糸と横糸を染色することから始まります。そして、その何千もの糸は加工され、織機に1本1本正確に、慎重に設置されます。

こうして織られたタペストリーは、1枚1枚丁寧にブラッシング後、細部にわたる全てのデザインがチェックされ、織りの品質がチェックされ、この工程をクリアしたタペストリーのみ、最高職人の手で1枚1枚タペストリーの外枠が縫われていきます。そして、最後に、本物の証として、各タペストリーの裏側に証明書が付けられていきます。

こうした工程を経て、ジュール・パンス社の芸術作品は作られます。